みなさん、こんにちは臨床心理士の早田です。
今日は心理療法について書いていきたいと思います。
今日のテーマは「来談者中心療法」について。
来談者中心療法と聞くと、なんだか難しいなと思われる方が多いかなと思いますが、一般的なカウンセリングではこの技法を用いることが多いとおもいます。
カウンセリングに限らず、日常生活における人間関係でも使われる「傾聴」という言葉も、もともとはこの心理療法の技法です。
さて、来談者中心療法はどのように進めていくものなのでしょうか?
具体的には、セラピスト(話を聞く人)がクライエント(話をする人)の話を、あくまでその人のように話を聴いていきます。そこでのセラピストの受容的で共感的な態度や、クライエントから出てくる気づきが治療的な効果を生むとされています。
次回は、来談者中心療法の創始者であるロジャーズがあげたセラピストの3条件について書いていこうと思います。