ほとんどの福祉施設に言えることですが、「最小人数」でまわしすぎているように感じます。どこもスタッフ不足で、従業員は忙しそうです。
精神障害者の方をサポートする上で精神保健福祉士が忙しそうにしていると、利用者さんは「社会復帰したくない」と強く意識してしまうと思います。反対に精神保健福祉士が楽しそうに仕事をしていると、「私も早く社会復帰してみたいな」と感じてくれると思います。
一般企業の場合、最小人数でまわすことは重要かもしれません。しかし、福祉でそれをやってしまうと、最終的には「利用者さんの人権の低下」という形で跳ね返ってしまいます。児童相談所で、問題のある家庭に子どもを帰してしまう事例は、こうしたことから起きていると考えられます。