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精神保健福祉施設で感じたこと

ほとんどの福祉施設に言えることですが、「最小人数」でまわしすぎているように感じます。どこもスタッフ不足で、従業員は忙しそうです。

精神障害者の方をサポートする上で精神保健福祉士が忙しそうにしていると、利用者さんは「社会復帰したくない」と強く意識してしまうと思います。反対に精神保健福祉士が楽しそうに仕事をしていると、「私も早く社会復帰してみたいな」と感じてくれると思います。

一般企業の場合、最小人数でまわすことは重要かもしれません。しかし、福祉でそれをやってしまうと、最終的には「利用者さんの人権の低下」という形で跳ね返ってしまいます。児童相談所で、問題のある家庭に子どもを帰してしまう事例は、こうしたことから起きていると考えられます。

日本の福祉体制

みなさん、こんにちは。精神保健福祉士のピクです。

社会的弱者をサポートするのが福祉なのですが、日本では福祉サービスを受けるためには自分で申請をしなければなりません。そしてこの申請がけっこう面倒です。

病気が重度の場合、申請すること自体が困難であるため、「重度の人ほど福祉サービスが受けられない」といったケースもあります。そのため、申請主義はだいぶ前から問題視されているのですが、改善されそうな気配はありません。

先日、身体障害者の友人が、「制度を知らなくて、もらえるはずの手当てがもらえなかった~」と嘆いていました。基本的に「遡っての支給」はありません。

病気を持っている方は、「なんらかの福祉サービスを受けられるのではないか」と思った時点で、役所の窓口で相談するのがいいです。