投稿者「marie1976」のアーカイブ

精神を患う方のための色々な制度


みなさん、こんにちは。

東京福祉大学4年の間野かなです。


私は精神科クリニックに通って20年になります。

この20年の間に法律も変わり、精神病を患う人に対しての認識や施策もだいぶ変わりました。


通っていて利用したことや、勉強した内容で、お役に立てそうな補助などを挙げてみます。


【国民年金】障害年金

精神障害者手帳を申請し、初診日より遡ってもらえます。

手帳の申請は市区町村、年金申請は年金事務所と、手続きが煩雑なので、通っているクリニックや病院の精神保健福祉士に相談するのがよいかと思います(医師に聞いてみても大丈夫だと思います)。

ただし、初診時に年金を払っていないともらえません。

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/jukyu-yoken/20150401-01.html


【健康保険】傷病手当

病気で仕事を休んでいる場合、給与の2/3の額が出ます。

他の補助と併用はできないそうです。

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3040/r139


【国】労災

仕事が原因だったり、仕事中に患った場合、労働災害認定されると、国から補助金が出ます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/zigyonushi_hoken.html


【障害者総合支援法】自立支援医療制度

期間にかかわらず、市区町村に通っている医療機関(病院やクリニックと調剤薬局)を申請すると、1割負担の金額で診察や調剤が受けられる制度。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jiritsu/gaiyo.html


【社会福祉協議会】福祉貸付金制度

社会福祉協議会が行なっている貸付制度。

私も聞いてみましたが、最後の最後に頼ってくださいとのことでした。

https://www.shakyo.or.jp/guide/shikin/seikatsu/index.html

私は、鬱もあって会社に行けなかったとき、傷病手当を申請して、とても助かったことがあります。


また、自立支援医療は今もお世話になっています。


精神障害者手帳を保持していた経験もありますが、障害年金は初診時に年金を払っていなかったため、受けられませんでした。


制度についてはお近くの精神保健福祉士(PSW)に聞いてみるのか確実だと思います。


使える制度は使って、不安をなくして治療していきましょう。

カウンセリングの効果と選び方

みなさん、こんにちは。
東京福祉大学4年の間野かなです。

私は、主治医から勧められてカウンセリングに8年通っています。

「服薬では症状を抑えることはできても完治はしない。根気強くカウンセリングに通わないとよくならない」
と言われたため、長く通うことになるんだろうなと思い、料金的に無理のない範囲を探しました。

カウンセリングは枠(時間)と料金がそれぞれ決まっていて、保険がきかない自由診療のため、高額なところも多いです。
よくあるのが、精神科クリニックでの診察を受ければ、カウンセリングが安く受けられるというものです。

私は初めに上記のようなクリニックに通っていました。

カウンセラーはいろいろな人がいて、勉強された内容やその人のバックグラウンド、技術や方針もまちまちな印象があり、合う人と合わない人がいました。

自分の病気をよくするためにお金を払って通うものなので、合わない人ではなく、なんとなくしっくりくる方と長くカウンセリングを続けたほうがいいと感じました。

起こったことや思ったことなど、日々の感想でもよいので話していたら、自分ではわからなかったけど、周りから「顔色が全然違う」といわれて、効果があったんだなーと感じました。

話すことによる再体験を避けるため、過去の虐待体験にはほとんど触れませんでした。

カウンセリングを受けようと思われたら、

 1. 通いやすい場所・続けやすい料金
 2. カウンセラーとの相性

を重視して選んでみてください。

なんとなくですが、心のもやもやが取れていく感じがして、これからの自分についても(客観的まではいかないけど)少し良い方向に変われた気がします。

社会不安障害 それぞれの仕組み

みなさん、こんにちは。
東京福祉大学4年の間野かなです。

私は、ピアサポーターとして関わっていきたいと思っているので、社会不安障害の当事者としての情報発信できたらと思います。

社会不安障害だと、私の場合は、
 「目を見て話せない」
 「他者と話す時に動悸や滝のような汗が出る」
 「他者と話す時は常に緊張している」
といった症状が出ていました。

被虐待経験やその後のいじめがあったため、
 他者を信用できない、攻撃されるかもしれない → 生命の危機 → 身体反応
という状態だったと思います。

カウンセリングを続けていたことで、不安を言語化し、気づきを得たこともよかったと思いますが、 一番は、
「他者と話をしても生命の危機に陥ることはない」
という自己暗示が一番効いた気がします。

今より病状がよくなりたいという気持ちを持ちつつ(持てないときももちろんあります)、
日々の中で自分への気づきを得ていくことがいいのかなと、個人的に思います。

メンタライゼーション

みなさんこんにちは。
東京福祉大学4年の間野かなです。

最近読んだ本で、「メンタライゼーションでガイドする 外傷育ちの克服」というものがあります。

メンタライゼーションでガイドする 外傷育ちの克服/崔 炯仁

私は被虐待経験があり、どうしても自分で解決できない問題(親との分離など)を抱えたままだったので、この本と出合ってよかったなと思います。

児童養護施設や児童相談所など、子どもの試し行動に困っている方も多いかと思います。

なぜそれをするのか、また支援する目的を一緒に確認しながら、決められた枠で行うこと、次回まで不安を抱えておける力を育てるなど、支援する側としても、自分を振り返ってみても、とても勉強になりました。
(メンタライゼーションに関しては、研究会や研修などが開かれているようです)

上がったり下がったりしながらも、今よりよくなるという気持ちを持つことと、それをそっと支援していく体制が必要なのかなと、個人的には思います。

ストレスコーピング

みなさん、こんにちは。
東京福祉大学4年の間野かなです。

以前、認知行動療法の講座(受ける方)に通っていたときの話です。

 私たちは、何にかストレスを感じたときに、苦痛を和らげようとしたり、ストレスの元になっているものを解消させようとしたり、と何かしらの対処をしています。その対処のことをコーピング(ストレス対処法)といいます。

 認知的コーピングには、原因を探る、過ぎたことは忘れて次にすることを考えてみる、適応的な思考を考えてみる、などになります。
  行動のコーピングは、買い物をする、ペットと遊ぶ、ストレッチをする、話を聞いてもらう、趣味にいそしむ、などになります。

グループワークで、参加者の方とつらい時何する?と話し、スーパー銭湯に行ったり、海を見に行ったりと、いろいろな意見が出て、私もやってみようと思えるものも多くありました。

つらい時に、何か選択肢が多くあるほうが、余裕ができていいなと思いました。
みなさんは何をしますか?

STAN GETZ / JOAO GILBERTO

私は、寝る前にボサノヴァを流すことにしています。

トラウマと社会不安障害

みなさん、はじめまして!

東京福祉大学4年の間野かなです。
社会不安障害の罹患経験もあり、ピアサポーターとして関わることができればと思っています。

私は20年近く精神科に通っています。
私の場合は、虐待やいじめのトラウマが社会不安障害につながっていたことがわかりました。


「身体はトラウマを記憶する」
 ベッセル・ヴァン・デア・コーク著

「多重迷走理論とは」https://pomupomu.info/tajyumeisou/

上記が自分を知るという意味で、とても勉強になりました。

今は、練習の場としてのSST(ソーシャルスキルトレーニング)(私も行きたいです)や、少しづつ慣らしていく曝露療法など、様々なトレーニングがあります。
自分に合ったものを選んでいくことができるといいなと思います。