月別アーカイブ: 2019年8月

カナダの処方箋

みなさん、こんにちは。精神保健福祉士のピクです。 カナダ人の薬学部の学生さんから薬のお話を少しだけ聞けましたのでご紹介します。

学生さんの州では、SSRIはセルトラリンがよく処方されていると言っていました。他に、シタロプラム(国内未発売、2019)やエスシタロプラム(レクサプロ)もよくでるそうです。

抗不安薬ではロラゼパム(ワイパックス)がよくでているそうです。ただし、抗不安薬はリフィル処方箋(後述)に対応していないとのことでしたので、やはり海外では抗不安薬の処方に厳しいようです。

リフィル処方箋とは、何回も使える処方箋のことです。カナダでは最大1年半使えます。病院に行く回数が減るので便利です。

尚、カナダでは薬事法は州ごとに異なるそうです。州によっては、様子は少し違うかもしれません。

おひとりさま

こんばんは。精神保健福祉士のsoraです。

私は1人焼き肉はありませんが、1人回転寿司はあります。だいたいのお見せには、1人で入る勇気はあります。少し前から1人で食事することは、恥ずかしいことではなく、むしろ贅沢な自分の時間として、肯定的に『おひとりさま』を社会も認知してくれるようになりました。1人で、のんびり過ごす時間は、現代人にとって、とても大切なことだと思うのです。 例えば、寝る前の10分、いや20分は、のんびりハーブティーでも飲んで、少し電気を落として、携帯を置いて、のんびりするなんて、良いと思います。人に勧めるからには、まずは自分から! ということで、私も実践しています。この時期、エルダーフラワーやエキナセアの免疫力を高めるハーブティを飲んでいます。

それぞれのおひとりさまを!ステキな夜を!

それでも本音を語ろう。

みなさん、こんにちは。精神保健福祉士のsoraです!ご縁あり、代表のもとで、ボランティアとして関わらせていただいてます。どうぞ、宜しくお願いします。

対人援助の端くれとして、日々思うことがあります。それは『みんな本音で語ろうよ』と言うことです。支援者も当事者も、本当の意味で関係なく、どれたけ本音で語ることができたら良いのに、と思うことがあります。支援者はその本音に耳を傾ける余裕があるか、受け止める技量があるかが試されているような気がします。そして、当事者の方々には、自分の可能性に見切りをつけないでほしい、誰もわかってくれないと、話すことを止め、心を閉ざさないでほしいと思います。誰かが必ず受け止めてくれます。少なくとも私はそう信じます。

綺麗事ではすまない、理不尽な事も多い世の中だからこそ、本音の対話、それでも自分の気持ちを語ることは、今をより良く生きるための一筋の光だと私は思います。

さぁ、本音を語りましょう。

今日と明日をより良く生きるために。

ベルソムラの動向

みなさん、こんにちは。調剤薬局に勤務している薬剤師のKODAMAです。

ここ数年、レンドルミンやデパスを睡眠薬として利用している患者さんがベルソムラに切り替えるケースが増えてきました。ある患者さんにきくと「将来認知症のリスクが上がるから、ベルソムラを飲んでみてほしい」ということを担当医に言われたそうです。今後はベンゾジアゼピン系薬剤からベルソムラへの切り替えは加速しそうです。

ベンゾジアゼピン系薬剤の認知症への影響に関する研究は数多くあると言われています。しかし、まだ統一見解は得られていないようで、どの程度ベンゾジアゼピン系薬剤が認知症に影響するのかは正確にはわかっていません。

2014年に誕生したベルソムラは、従来の睡眠薬とは作用する仕組みが異なります。比較的新しいお薬なので、長期間服用した場合の影響はわかっていませんが、次回で作用する仕組みを述べたいと思います。

パニック障害の方へのサポート

みなさん、こんにちは。精神保健福祉士のピクです。

パニック障害は、うつ病よりもQOL(生活の質)が低くなるというデータもあるのですが、サポート体制はほとんど整っていないように感じます。自立医療支援制度くらいしか思いつきません。「少量ならば、医師の処方箋なしでも薬局で頓服が買える」といったようなシステムになっていれば、多くの方が外出時に安心できると思うのですが。

パニック障害の方は、寛解してもお守り代わりに頓服を持ち合わせていることが多いですが、お守りも卒業された方はいらっしゃいますでしょうか?

もしいらっしゃいましたら、ぜひメールを頂きたいです。

日本の福祉体制

みなさん、こんにちは。精神保健福祉士のピクです。

社会的弱者をサポートするのが福祉なのですが、日本では福祉サービスを受けるためには自分で申請をしなければなりません。そしてこの申請がけっこう面倒です。

病気が重度の場合、申請すること自体が困難であるため、「重度の人ほど福祉サービスが受けられない」といったケースもあります。そのため、申請主義はだいぶ前から問題視されているのですが、改善されそうな気配はありません。

先日、身体障害者の友人が、「制度を知らなくて、もらえるはずの手当てがもらえなかった~」と嘆いていました。基本的に「遡っての支給」はありません。

病気を持っている方は、「なんらかの福祉サービスを受けられるのではないか」と思った時点で、役所の窓口で相談するのがいいです。